「来週の出勤、まだ全部は確定してないけど、ふんわりした希望は出しておきたい」「未定日にもお声がけしてほしいから、なんとなくの予定だけでも告知しておきたい」——そう感じているキャスト・セラピストは多いのではないでしょうか。
確定したシフトだけを告知していると、本指名さんや常連さんから「この日は出ないの?」と聞かれてから動くことになり、予約のチャンスを取りこぼします。そこで使われ始めているのが、「未定表」と呼ばれる出勤未定日のスケジュール公開です。
この記事では、未定表の作り方、告知テンプレ、二重作業(更新と告知)を減らす運用方法まで、実際の運用例をもとに解説します。
「未定表」とは?確定シフトとは別に出す“仮スケジュール”
「未定表」とは、確定シフトとは別に、出勤の希望や検討中の日程をまとめた仮スケジュールのことです。お店に正式に提出する前段階、または提出はしたが店舗の調整待ちといった状況で、「この日も出るかもしれない」とお客様に伝えるために使われます。
具体的にはこんなときに使われます。
- 来週・再来週のシフトをまだ店舗に提出していない段階で、おおまかな希望日を告知したい
- 体調や予定で「行ければ行く」という日があり、確定はできないが声をかけてほしい
- 遠征やイベント出勤の予定が複数候補あり、お客様の反応を見て決めたい
確定シフト告知が「この日出ます、予約してください」という攻めの告知だとすると、未定表は「この日もしかしたら出るので、ご希望があれば教えてください」という相談ベースの告知です。
なぜ未定表が必要?確定告知だけで予約を逃す3つの理由
未定表を出さずに確定シフトだけで運用していると、次のような取りこぼしが発生します。
1. 本指名さんが「他キャストに流れる」
本指名さんや常連さんは、1〜2週間先まで予定を立ててから動く方が多くいます。あなたが確定告知を出した時点で、すでに別のキャストの予約で埋まっている、というのはよくあることです。
未定表で「この日も出るかもしれない」と先に出しておくと、仮押さえや先行相談につながり、結果的に確定シフトの予約率が上がります。
2. 「行ければ行く」日が空席で終わる
体調や私用で「行けるか分からない日」を告知しないでおくと、当日出勤が決まってから慌てて告知することになります。そこから1日で予約を埋めるのは難しく、せっかく出勤しても待機続きで終わることに。
未定表に入れておけば、その日のうちにお声がかからなくても、お客様の頭の中に「もしかしたら会えるかも」という選択肢が残ります。
3. 遠征・特別出勤の告知が直前すぎる
遠征出勤やイベント出勤は、お客様にとって日程調整が必要なイベントです。確定してから告知では遅く、未定段階で出しておくことで予定を空けてもらえます。
未定表の基本フォーマット
未定表は、確定シフト告知と区別がつく書式で出すのが基本です。次の3要素を入れると伝わりやすくなります。
必須要素
| 要素 | 内容 | 例 |
|---|---|---|
| ステータス表記 | 確定ではないことが一目でわかる記号 | 🤔、未定、検討中、希望 |
| 日付・時間帯 | 候補日と希望時間 | 30日(金)13:00-20:00 |
| 確度・条件 | お客様が動きやすくなる情報 | 「お声がけあれば確定」「3件以上で出勤」 |
NG パターン
- 確定シフトと未定日を1投稿に混ぜる(お客様が混乱して、確定日まで仮押さえ扱いされることがあります)
- 「未定」とだけ書いて時間帯を入れない(予定が立てられず、行動につながりません)
- 確度がわからない(出るのか出ないのか判断できず、結局スルーされます)
そのまま使える未定表テンプレ4種
実際の運用で使えるテンプレートを4つご紹介します。
テンプレ1: シンプル版(来週の希望出勤)
【来週の出勤希望🤔】
火曜 13:00-20:00
木曜 15:00-22:00
土曜 12:00-18:00
確定はまだですが、お声がけいただければ調整します🌸
LINE またはご予約フォームからご相談ください。
未定であることを冒頭の絵文字で明示し、最後に「相談ベース」であることを伝えるのがポイントです。
テンプレ2: 確度別表記(3段階)
【再来週スケジュール 仮】
🟢ほぼ確定: 7日(月)13-20
🟡検討中: 9日(水)15-22
🟠未定: 11日(金)12-18
🟡🟠の日も、ご希望あればお声がけください。お顔ぶれによって出勤決めます💌
「ほぼ確定/検討中/未定」を信号で表すと、お客様が動きやすくなります。本指名さんは🟡🟠に積極的に声をかけてくれる傾向があります。
テンプレ3: 条件付き出勤
【条件付き出勤日🤍】
30日(土)→ 3件以上のご予約で出勤します
DM・LINE でお声がけお待ちしています。
締切: 28日(木)20時まで
「3件以上集まれば出勤」「2名以上で確定」のように条件を明示すると、お客様が能動的に他のお客様を誘ってくれることがあります。
テンプレ4: 遠征・出張の未定告知
【遠征希望💭】
6月中旬、東京・大阪を検討中です。
ご希望のエリア・日程をリプ or DM で教えてください!
反応が多い日程で確定します🌸
遠征や出張は事前の意向確認が予約に直結します。確定後の告知ではなく、未定段階で意向を集めるのが効率的です。
未定表運用でつまずきがちな2つの問題
未定表を運用し始めると、ほぼ全員が次の2つの壁にぶつかります。
問題1: 「未定表の更新」と「告知投稿」が二重作業になる
未定表は予定が変わるたびに更新が必要です。さらに、更新したことを SNS で告知する作業が別途発生します。
たとえば「火曜の出勤が確定した」場合、
- 未定表の該当日を「確定」に書き換える
- SNS で「火曜確定しました」と告知投稿する
- 本指名さんに個別 LINE で連絡する
これを毎週、複数日について行うと、1週間で 30 分〜1時間の管理作業になります。
問題2: お客様への共有方法が複数チャネルでバラバラ
未定表を X、Instagram、写メ日記、店舗ページ、LINE グループに同じ内容で出していると、どこか1つを更新し忘れて情報がズレることが頻繁に起こります。
「X では未定だったのに、Instagram では確定になってる」という状態は、お客様の信頼を落とします。
二重作業を減らす運用のコツ
未定表の運用で疲弊しないために、次の工夫が効きます。
1. 「更新元」を1つに決める
未定表の正本(マスター)を1つだけ決めます。たとえば「X の固定ポスト」または「Instagram のハイライト」を更新元とし、他のチャネルからはリンクで誘導する方針にします。これで更新箇所が1つに減ります。
2. 確度の表記を統一する
🟢🟡🟠やテンプレを毎週使い回すと、お客様が一目で状況を理解できるようになります。書式が毎回変わると、読まれずスクロールされます。
3. 確定したタイミングだけ別告知を打つ
未定表の細かい変更(時間帯の調整など)は更新元の修正だけで済ませます。「確定した」「枠が埋まった」など重要な変化のみ、別途告知投稿を打つルールにすると、投稿数が減って読者にも負担をかけません。
4. 顧客管理ツールと連動させる
未定表に反応してくれた本指名さんや常連さんを記録しておくと、次回以降「この日は◯◯さんが来てくれそう」という見立てを立てやすくなります。記憶や紙メモではすぐに追えなくなるので、デジタル管理が便利です。
未定表と予約管理を一元化するなら
未定表の運用で一番面倒なのが、「予定の見える化」と「お客様情報の管理」が分かれていることです。スケジュール表を別ツール、予約情報を LINE、お客様の希望は頭の中、という状態だと、情報を突き合わせるだけで時間が溶けます。
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まとめ
- 「未定表」は確定シフトとは別に、出勤希望や検討中の日程を仮スケジュールとして公開するもの
- 確定告知だけだと本指名さん・常連さんから「他キャストに流れる」「行ければ行く日が空席で終わる」「遠征告知が直前すぎる」という取りこぼしが発生する
- 必須要素は「ステータス表記」「日付・時間帯」「確度・条件」の3つ
- 確度別表記(🟢🟡🟠)や条件付き出勤テンプレを使うと、お客様が能動的に動いてくれる
- 二重作業を減らすには「更新元を1つに統一」「確度表記の統一」「重要変化のみ別告知」「顧客管理ツールと連動」の4点
- 予約管理ツールと一元化すると、未定表の運用と顧客対応が一気通貫になる
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