「本日はお部屋の兼ね合いで18時過ぎ〜に入れる予定です🌿 ぼんやりした案内状況で申し訳ないですが、よろしくお願いいたします」
こういう告知を出したことがある方は、たぶん少なくありません。出勤する日は決まっている。行く気も満々。それなのに、何時からお客様を案内できるのかだけが最後まで決まらない。
自分の意思では動かせないところで枠が止まっているのに、告知を出さないと予約は入らない。かといって曖昧なまま出すと、お客様からの反応が明らかに薄い。この板挟みが、この記事のテーマです。
結論から書きます。未確定を確定にしようとするのではなく、未確定のまま予約が入る形で出すのが正解です。この記事では、その具体的な書き方と、そのまま使えるテンプレ5種、確定した瞬間の続報の出し方までまとめます。
「未定」には3種類あります。この記事が扱うのはそのうち1つです
まず、自分がどの状態にいるかを切り分けてください。ここを混ぜると打ち手を間違えます。
| タイプ | どこが決まっていないか | いつわかるか | 打ち手 |
|---|---|---|---|
| ① 出勤日そのものが未定 | その日に出るかどうか | 数日前〜前日 | 未定表・確度別の告知 |
| ② 出勤は確定、案内開始時刻が未定 | 何時から案内できるか | 当日、直前まで | この記事 |
| ③ 一度確定したものが変わった | 変更後の時間 | 当日、変更が起きた瞬間 | 変更告知・個別連絡 |
①は「行けるかどうかが読めない日」の話で、「未定表」の作り方と告知テンプレにまとめています。③は確定していたものが動いたケースで、急な出勤変更を1分で全チャネルに反映する方法が対応する記事です。
②が厄介なのは、①③と違って「決まるまで待つ」という選択肢が実質ないからです。決まるのが直前なので、決まってから告知したのでは間に合いません。出勤は確定しているので、その日の枠を売る時間だけが刻々と減っていきます。
案内時間が確定しないのは、あなたの段取りが悪いからではありません
この状況になる原因は、ほぼ全部が自分の外側にあります。代表的なのは次の4つです。
1. 部屋(ルーム)の空き待ち
個室ルーム型の店舗では、部屋の数がキャストの人数より少ないことがあります。前の方が退室してからでないと入れないので、自分が何時から入れるかは他人のスケジュール次第です。ルーム型ならではの働き方の特徴は個室ルーム型メンエスの集客術にもまとめています。
2. 前の枠が延びる
延長が入った、片付けが押した、送迎が渋滞している。1件で15分ずれると、その日の全部が15分ずつ後ろにずれます。
3. 店舗の受付・送迎の都合
出張・派遣型だと、送迎の順番と移動時間で開始が決まります。自分では動かせません。
4. ヘルプ・応援出勤で他店の枠に依存している
いつもと違う店舗に入る日は、その店の枠の空きに合わせることになります。ヘルプ出勤・応援出勤の告知術も参考になります。
共通しているのは、待っていても自分の努力で早く確定するわけではないという点です。だから「確定してから告知しよう」と考えると、いつまでも告知が出せません。
曖昧な告知で予約が入らない、本当の理由
「〜に入れる予定です」だけの告知が弱いのは、内容が曖昧だからではありません。お客様が次に何をすればいいか分からないからです。
理由を3つに分けます。
理由1:問い合わせるタイミングが分からない
「18時過ぎ〜予定」と書かれたお客様は、今DMしていいのか、確定するまで待つべきなのか判断できません。判断できないときに人が取る行動は、たいてい「何もしない」です。
理由2:謝罪から入ると、枠の価値まで下がって見える
「申し訳ないですが」「ぼんやりで恐縮ですが」を先頭に置くと、お客様は「今日は行きづらい日なんだな」と受け取ります。実際には出勤するし、案内もできるのに、告知の書き出しだけで来店のハードルが上がってしまいます。
理由3:待っている間に他の予定が入る
確定を待ってくれる人がいたとしても、その待ち時間のあいだにお客様の予定は普通に埋まります。確定した頃には「今日はもう無理になっちゃった」となる。未確定の告知で失っているのは枠ではなく、お客様の空き時間の先取り権です。
つまり、必要なのは「確定させること」ではなく、未確定のまま先に押さえてもらう仕組みです。
未確定のまま予約が入る告知の3要素
ここがこの記事の核です。次の3つを満たすと、案内時間が決まっていなくても予約は入ります。
要素1:未確定の中にある「確定」を先に出す
未確定と言っても、全部が未確定なわけではありません。ほぼ必ず、どこかは決まっています。
- 出勤する日は決まっている
- 最も早い場合の開始時刻は決まっている(「早くても18時」)
- 終わりの時刻は決まっている(「ラストは26時まで」)
- 受けられる本数は決まっている(「今日は3枠」)
告知の1行目には、この確定している部分を置きます。 「本日出勤します。ラストは26時まで、受けられるのは3枠です」と書くだけで、読み手にとっては十分に情報のある告知になります。
要素2:点ではなく「幅」と「最遅ライン」で出す
「18時過ぎ〜予定」は点を曖昧にした表現なので、読み手は幅が読めません。そうではなく、幅そのものを書きます。
- ❌「18時過ぎ〜に入れる予定です」
- ⭕「早くて18:00、遅くとも19:00にはご案内に入れます」
大事なのは最遅ラインです。「遅くとも19時」と書いてあれば、お客様は19時以降の予定を空けておけばいいと判断できます。人が動けないのは「遅い」からではなく「どこまで遅くなるか分からない」からです。
幅は広くても構いません。広さより、上限が書いてあるかどうかが効きます。
要素3:先に押さえる方法を1行だけ書く
3要素のなかで、いちばん抜けやすいのがこれです。
- ⭕「時間が読めない日なので、先に仮でお取りしておくこともできます。ご希望の時間をDMでお知らせください。確定次第すぐにご連絡します」
この1行があると、お客様は「確定を待つ」から「今DMする」に行動を変えられます。未確定の告知で予約が取れるかどうかは、ほぼこの1行の有無で決まります。
3要素を並べた完成形
本日出勤します🌿
お部屋の空き次第で、早くて18:00・遅くとも19:00からご案内に入れます。ラストは26:00まで、本日は3枠です。
時間が読めない日なので、先に仮でお取りしておくこともできます。ご希望のお時間をDMでいただければ、確定し次第すぐにご連絡します。
謝罪はどこにもありませんが、状況は正確に伝わっています。そして読んだ人が次にやることが1つに決まっています。
そのまま使える告知テンプレ5種
状況別に、書き換えてすぐ使える形で置いておきます。絵文字や語尾はご自身の普段の書き方に寄せてください。
テンプレ1:部屋(ルーム)の空き待ち
本日出勤です🌿
お部屋の兼ね合いで、早くて18:00・遅くとも19:00スタートになります。ラストは26:00まで。
「この時間に行きたい」があれば先に仮でお取りします。DMお待ちしています。お部屋が決まり次第、この投稿に続きを出します。
ポイントは「お部屋の兼ね合い」を言い訳ではなく理由として1回だけ書くことです。繰り返すと弱く見えます。
テンプレ2:前の枠が延びる可能性がある
本日 20:00〜ご案内可能です。
ただ前のご案内が延びる可能性があり、その場合は最大30分ほど後ろにずれます(遅くとも20:30)。
20:30以降でしたら確実にお取りできますので、そのあたりでご検討ください🈳
「ずれる可能性がある」ではなく「最大何分ずれるか」を書きます。幅が数字で出た瞬間、お客様は判断できるようになります。
テンプレ3:出勤時間が伸びた・出勤日が増えた(増枠の告知)
【追記】出勤時間が伸びました✨
19:00〜21:00 → 19:00〜23:00 になりました。
21:00以降が丸ごと空いています。急に空いた枠なので、当日でも大丈夫です。🈳21:00〜 / 🈳22:00〜
増枠は、案内時間の未確定と表裏一体で起きます。減ったときより増えたときのほうが告知を忘れやすいので、テンプレを持っておくと取りこぼしが減ります。当日枠の埋め方は急遽出勤・いきなり出勤を当日予約で埋める告知テンプレにも詳しくまとめています。
テンプレ4:終わりが読めない(ラストが伸びるかもしれない)
本日は24:00までの予定ですが、ご予約が入れば26:00まで延ばせます。
「もう終わってるかな」と思って諦めていた時間帯があれば、一度ご相談ください🌙 最終受付は25:00です。
終わりの未確定は、実はチャンスの告知に変換できます。「予約が入れば延ばす」は、お客様側から見ると自分のために枠が開く話なので、反応が出やすい型です。深夜帯の枠づくりは深夜・翌朝営業の変則枠を予約で埋める告知術も参考にしてください。
テンプレ5:確定したときの続報
【確定しました】本日 18:30〜 ご案内できます🈳
18:30〜🈳 / 20:00〜🈵 / 21:30〜🈳
仮でお取りしていた方には個別にご連絡済みです。残りは2枠です。
続報で大事なのは、残枠の状態を数字と記号で出すことです。「確定しました」だけだと、読んだ人は結局もう一度問い合わせないといけません。🈳🈵の使い方はご案内状況の投稿テンプレに型をまとめています。
「仮押さえ」を口約束で終わらせない3つのルール
未確定の日の予約は、ほぼ全部が仮押さえから始まります。ここが雑だと、確定した瞬間にトラブルになります。事前に3つだけ決めておいてください。
ルール1:仮押さえの有効期限を決める
「確定連絡までお待ちいただきます。もし◯時までに確定しなかった場合は、こちらから一度ご連絡します」と伝えます。期限がないと、お客様は延々と待たされたと感じます。
ルール2:確定連絡をどこに送るか決めておく
DMで受けた仮押さえの返事を、別のチャネルに送ってしまう事故がよく起きます。受けた場所に返すを原則にしてください。複数チャネルを併用している方はLINE・DM・web・電話の予約導線を1投稿で整理する方法もあわせてどうぞ。
ルール3:仮押さえも「枠として」記録する
これがいちばん重要です。頭の中だけに置いた仮押さえは、必ず二重に受けます。「まだ確定じゃないから」と記録しないでいると、後から入った確定希望をそこに入れてしまい、確定した瞬間にダブルブッキングになります。
仮押さえは、確定枠と区別できる形で、同じ一覧に載せるのが正解です。重複そのものの防ぎ方は姫予約のダブルブッキングを防ぐ方法にまとめています。
確定した瞬間にやること、順番が決まっています
案内時間が確定したら、次の順序で動いてください。ここを間違えると、いちばん大事な人が後回しになります。
- 仮押さえしてくれている方へ個別連絡(確定時刻と、そのまま取れるかどうか)
- 本指名さん・リピさんへの連絡(枠が読めるようになった、と一言)
- 公開告知の更新(残枠を🈳🈵で出す)
公開告知を先に出すと、仮押さえの方が「自分より先に他の人に案内が行った」と受け取ります。実際そうなので、順番は守ってください。
もう1つ。前に出した未確定の告知を放置しないでください。消す必要はありませんが、そのままだと後から見た人が古い情報で判断します。同じ投稿にぶら下げる形で続報を出すか、新しい投稿に「先ほどの投稿の続きです」と一言添えるだけで十分です。
やりがちな4つのNG
| NG | なぜダメか | 代わりにやること |
|---|---|---|
| 謝罪から書き始める | 枠の価値まで下がって見える | 確定している情報から書く。理由は1回だけ添える |
| 「たぶん」「かも」を重ねる | 何も確定していない印象になる | 幅と最遅ラインを数字で書く |
| 確定するまで告知しない | 告知した頃にはお客様の予定が埋まっている | 未確定のまま仮押さえの導線を出す |
| 確定後に前の投稿を放置 | 古い情報で判断される | 続報を必ず出す。残枠を記号で示す |
「毎回ゼロから考える」を終わらせるには、記録が要ります
ここまでは告知の話でしたが、この問題を根本から軽くするのは記録です。
未確定の日を何度か経験すると、実は傾向が見えてきます。「部屋待ちは平均40分くらい」「金曜は延びやすい」「この店舗のヘルプは開始が読めない」。これが分かると、次からの告知で幅を狭く、正確に書けます。幅が狭くなるほど予約は入りやすくなるので、記録がそのまま予約数に効きます。
記録するのは3つだけで十分です。
- 予定していた開始時刻
- 実際に案内に入れた時刻
- その日の理由(部屋待ち/前枠延長/送迎など)
これを数回分ためると、「早くて18時、遅くとも19時」が自分の実測から書けるようになります。感覚で書いた幅と、実測から書いた幅は、お客様への伝わり方がまったく違います。出勤日そのものの傾向を数字で見る方法は出勤日の決め方にまとめています。
もう1つ、流れた仮押さえも記録してください。「仮で押さえたけど確定が遅くて流れた」が続いているなら、それは告知の問題ではなく仮押さえの期限設計の問題です。記録がないと、この区別がつきません。
未確定の枠こそ、予約管理アプリの出番です
未確定の日の管理がしんどいのは、確定枠と仮押さえ枠が別々の場所にあるからです。確定はカレンダー、仮押さえはDMの中、増えた枠はメモ。この状態で当日を走ると、ほぼ確実にどこかで取りこぼします。
P-Book は、シフトの時間軸に予約をブロックとして並べるタイムラインで予約を管理するアプリです。仮押さえも確定枠も同じ画面の同じ時間軸に載るので、「この時間はもう誰かが待っている」が見るだけで分かります。開始時刻が後ろにずれた日も、ブロックを動かせば重なりがその場で見えるため、確定連絡を出す前に事故を防げます。
お客様の履歴も一緒に残るので、「この方は仮押さえから確定まで待ってくれた方」という情報が次回の判断材料になります。顧客記録の残し方はお客様ノートをデジタル化するメリットと方法もあわせてどうぞ。
料金は月額1,980円です。**無料で1ヶ月試せます。カード登録不要です。**トライアル終了後に自動で課金されることもありません。
よくある質問
Q. 案内時間が決まっていないのに告知を出したら、無責任だと思われませんか?
思われません。無責任だと受け取られるのは、未確定を確定のように書いて、あとで違ったときです。「遅くとも19時」と幅を明示して出しているなら、その範囲に収まる限り約束は守られています。むしろ状況を正確に共有してくれる人だと受け取られます。
Q. 仮押さえを受けたあと、結局その時間に案内できなかった場合はどうすればいいですか?
分かった時点ですぐ連絡し、代わりに取れる時間を1〜2個、具体的に提示してください。「すみません、無理でした」だけだとその日の予約は消えます。時間をずらす依頼の出し方は「やっぱり別の日に」と言われたときの姫予約変更対応の型がそのまま使えます。
Q. 幅はどのくらいまで広く書いていいですか?
2時間が実用的な上限だと考えてください。「早くて18時、遅くとも20時」までなら、お客様は夜の予定を組めます。それ以上広いと「今日はやめておこう」になりやすいので、その場合は幅を書くより「◯時頃に確定するので、そのタイミングでもう一度告知します」と確定予告の時刻を出したほうが機能します。
Q. 未確定の日は、割引を付けたほうが予約は入りますか?
先に3要素(確定情報・幅・仮押さえの導線)を整えてください。曖昧な告知に割引だけ足しても、判断できない状態は変わらないので反応は伸びにくいです。割引は、幅を明示したうえでそれでも埋まらない時間帯に絞って使うほうが効きます。
Q. お客様から「じゃあ確定したら教えて」と言われたまま音沙汰がないのですが。
その返事は仮押さえではありません。枠として押さえていないので、確定連絡を出しても他の予定が入っている確率が高いです。「では19時で仮でお取りしておきますね。確定次第ご連絡します」と、こちらから枠の形にして返すのが正解です。仮の形にした瞬間、相手はその時間を空けておいてくれます。
まとめ
案内時間が決まらない日は、これからも定期的に来ます。部屋の空き、前枠の延長、送迎の都合。どれも自分では動かせません。
動かせるのは告知のほうです。
- 未定を3タイプに切り分ける(この記事は「出勤は確定、開始時刻が未定」の②)
- 確定している情報から書き始める。謝罪から始めない
- 点ではなく幅と最遅ラインで出す。上限が書いてあるかどうかが効く
- 仮押さえの導線を1行入れる。ここが有無を分ける
- 仮押さえも枠として記録する。頭の中に置くとダブルブッキングになる
- 確定後は「仮押さえの方 → 本指さん → 公開告知」の順で動く
- 予定と実際の差を記録する。次から幅が正確になり、予約が入りやすくなる
「ぼんやりした案内状況で申し訳ないですが」を「遅くとも19時にはご案内できます。先に仮でお取りしますね」に変える。それだけで、同じ日の同じ枠から取れる予約の数が変わります。
予約管理そのものを見直したい方は、姫予約とは?意味・メリット・バック率・管理方法を完全解説からどうぞ。
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