結論|端の枠は予約で売れ、真ん中の枠は「今から」で売れる
出勤日の予約を見ていると、ラスト枠やスタート枠だけが先に埋まり、真ん中の時間が空いたまま残ることがあります。
実際の告知でも、こうした書き方が見られます。「ラスト枠のご予約ありがとうございます。それまでは今から🈳なので」。
端の枠が先に売れるのは、悪いことではありません。ただ、真ん中の枠は、端の枠と同じ告知の仕方ではなかなか埋まりません。端の枠と真ん中の枠は、取る人が違うからです。
真ん中が残った日に変えることは、次の3つです。
- 告知の1行目を「埋まった枠」から「空いている時間」に変える
- 真ん中の枠は、予約を募る告知から「今から行ける人」への案内に切り替える
- 空いている時間は幅で書かず、区切りのよい開始時刻で示す(端切れの時間を作らない)
この記事では、端から売れる理由を整理したうえで、この3つの手順と、そのまま使える告知の文面を載せます。
この記事が扱う範囲|「端が売れて、真ん中が残った」日
この記事でいう「中抜け」は、出勤の最初か最後の枠が先に埋まり、その間の時間が空いたまま残っている状態のことです。出勤の途中で休憩を取って抜ける、という意味の中抜けとは別の話です。
空き枠や残り枠の告知には、ほかにも記事があります。状況によって読む記事が違います。
| 状況 | 扱う記事 |
|---|---|
| 端の枠が先に埋まり、真ん中の時間が残っている | この記事 |
| 営業の終盤に、最後の受付を告知したい | 「ラスト枠」「最終受付」アナウンスの即時テンプレ |
| ほとんど埋まって、残りが1枠になった | ラスト1枠を即埋める直前枠販売テンプレ |
| 出勤時間が短く、最初から1枠しかない | 最初から「1枠しかない日」の告知の出し方 |
| 出勤直後のスタート枠を、先に埋めたい | スタート枠の告知でリピさんを呼ぶ方法 |
| 全部埋まった日の御礼を、次の予約につなげたい | 「満枠御礼」投稿で次回予約を作る方法 |
ラスト枠の告知は、終わりに近い時間の1枠を売る話です。この記事が扱うのは逆で、ラスト枠はもう売れていて、それより前の時間をどう売るかです。
なぜ端の枠から先に埋まるのか
端の枠は「その時間しか空いていない人」が取る
スタート枠とラスト枠には、時間の制約がはっきりした方が集まりやすい傾向があります。
| 枠 | 取りやすい方 | その方にとっての理由 |
|---|---|---|
| スタート枠 | このあとに予定がある方、早めに帰りたい方 | 「この時間に始まらないと間に合わない」 |
| ラスト枠 | 仕事や用事が終わってから来る方 | 「この時間より前には動けない」 |
| 真ん中の枠 | 時間の制約がゆるい方 | 「その日のどこかで行ければいい」 |
端の枠を取る方は、時間が決まっているので、早めに予約を入れます。遅れると取れないからです。
真ん中の枠を取る方は、時間の融通がききます。融通がきくぶん、予約を後回しにします。「当日の様子を見てから」「空いていたら行こう」と考えるので、真ん中の枠は、当日になってから決まることが多くなります。
これは個人の傾向ではなく、枠の性質です。毎回端から売れるからといって、真ん中の時間に魅力がないわけではありません。
埋まった枠を先に書くと、満員に見える
端が売れた日に出しがちな告知が、次の形です。
ラスト枠のご予約ありがとうございます!
それまでは今から空いてます🈳
お礼の気持ちとしては自然です。ただ、読む側は1行目で「ラスト枠が埋まった=もう遅い」と受け取ることがあります。2行目まで読まれずに、閉じられてしまいます。
告知で最初に伝えたいのは、まだ入れる時間です。お礼は、空いている時間のあとに置くか、予約してくれた方に直接伝えるほうが、真ん中の枠は売れやすくなります。
手順1|1行目を「空いている時間」に変える
告知の1行目には、空いている時間を数字で書きます。
| 書き方 | 1行目で伝わること |
|---|---|
| ラスト枠のご予約ありがとうございます | 埋まった |
| 本日ほぼ満枠です | もう遅い |
| 本日18:45〜すぐご案内できます🈳 | 今から入れる |
「ほぼ満枠」は、残りが少ないことを伝えて急いでもらう言葉です。ほとんど埋まっている日には効きますが、真ん中が丸ごと空いている日に使うと、事実と合いません。端の2枠が埋まっただけなら、「ほぼ」とは言えない日のほうが多いはずです。
空いている時間の書き方そのもの(🈳🈵🉑の使い分け、朝・昼・夜の型)は、ご案内状況の投稿テンプレにまとめてあります。この記事では、その中でも「端が埋まった日」に何を先に書くかだけを扱います。
手順2|真ん中の枠は「今から行ける人」への案内に切り替える
端の枠を埋めた告知は、たいてい予約を募る形です。「◯日の◯時、ご予約受付中です」。真ん中の枠に同じ形を使っても、時間の融通がきく方は「まだいいか」と後回しにします。
真ん中の枠は、当日、今から動ける方に向けた案内に切り替えます。
| 予約を募る告知 | 今から行ける人への案内 | |
|---|---|---|
| 向いている枠 | スタート枠・ラスト枠 | 真ん中の枠 |
| 出す時期 | 前日〜数日前 | 当日、出勤の前後や前のお客様の退室後 |
| 1行目 | 日付と時間 | 「最短◯時〜」「今からすぐ」 |
| 読む方の判断 | 予定を空けて予約する | 今の予定に合えば連絡する |
出すタイミングは3回
真ん中の枠の案内は、1回で終わらせず、空き状況が変わるたびに出し直します。
- 出勤の1〜2時間前: 「本日18:45〜ご案内できます」。仕事終わりの予定を考えている方に届く時間です
- 出勤した直後: 「今からすぐご案内できます」。最短の時刻が、そのまま「今」になります
- 前のお客様の退室直後: 次の最短の時刻を書き直して出します
最短の時刻を投稿のどこに置くか、どの時間帯に出すと反応が多いかは、「最短◯時から!」投稿テンプレ集にくわしく載せています。
手順3|空いている時間は「幅」でなく「開始時刻」で示す
真ん中が空いている日にいちばん起きやすいのが、予約は入ったのに、前後に半端な時間が残ることです。端切れの時間には、どのコースも入りません。
例: 17:00〜24:00 の出勤で、端の2枠が埋まった日
次の日を考えます(数字は説明のための例です)。
- 出勤 17:00〜24:00
- スタート枠 17:00〜18:30(90分)は予約済み
- ラスト枠 22:00〜24:00(120分)は予約済み
- 予約と予約の間には、準備のために15分空ける
この日、真ん中で使える時間は 18:45〜21:45 の180分です。
| 告知の書き方 | 入った予約 | 残った時間 | 真ん中の予約数 |
|---|---|---|---|
| A. 「19時〜22時の間、空いてます」 | 19:30〜21:00(90分) | 前に30分・後ろに30分 | 1件 |
| B. 「①18:45〜(90分まで)②20:30〜(60分まで)」 | 18:45〜20:15(90分)と 20:30〜21:30(60分) | 後ろに15分 | 最大2件 |
Aの書き方だと、お客様は好きな時刻を選べます。19:30に90分が入ると、準備の15分を引いたあと、前に30分・後ろに30分が残ります。どちらも60分のコースすら入らない長さです。180分あった時間に、予約は1件しか入りません。
Bの書き方なら、最初から2つの開始時刻だけを示しています。両方が埋まれば、同じ180分で2件になります。
終わりの予約が、真ん中の「締切」を決める
ラスト枠が先に埋まっていると、真ん中の枠には終わらなければいけない時刻ができます。上の例なら、ラスト枠の22:00の15分前、21:45までに終わる必要があります。
このとき、長いコースほど、始められる時刻が早くなります。
| コース | 何時スタートまで入れるか |
|---|---|
| 60分 | 20:45 |
| 90分 | 20:15 |
| 120分 | 19:45 |
告知に「21:45まで空いてます」と書くと、120分の方が20時に連絡してきて、断ることになります。長いコースを受けたいなら、「120分なら19:45スタートまで」と開始の締切まで書いておきます。 出勤時間が短い日に開始時刻の幅を考える話は、最初から「1枠しかない日」の告知の出し方でも同じ考え方で扱っています。
埋まらなかったときに決めておくこと
手順どおりに案内しても、真ん中が埋まらない日はあります。そのときに慌てて値引きをしないよう、2つを先に決めておきます。
1. 何時になったら、案内の形を変えるか
たとえば「最短の開始時刻の1時間前までに入らなければ、空き時間の案内をやめて、次の出勤日の告知に切り替える」と決めておきます。いつまでも「今から空いてます」を出し続けると、読む側には毎回空いている人に見えてしまいます。
2. 値引きで埋めるかどうか
空きが続く時間帯に割引を出す方法もあります。ただ、端の枠を定価で予約してくれた方がいる日に、真ん中だけ当日に安くすると、「早く予約すると損をする」と覚えられることがあります。
- 決まった時間帯に毎回出すなら、サービスタイム割引として、前もって告知する形にします
- その日だけ出すなら、当日ゲリラ割引の線引きにある「今から入る新しいご予約で」と、枠に付けた書き方にします
空いた時間を、SNSの更新やお客様へのフォローに使う考え方は、待機時間を生かす記事にまとめてあります。
そのまま使える告知の文面
日付・時刻は例です。投稿の本文に予約ページのURLは貼らず、プロフィールのリンクへ案内する形にしています。
1. 端の枠が埋まった直後(前日〜当日朝)
明日16日(金)、18:45〜と20:30〜の2枠、まだご案内できます🈳
90分なら18:45〜、60分なら20:30〜がおすすめです。
スタートとラストはご予約いただきました。ありがとうございます。
ご予約はプロフィールのリンクからどうぞ。
お礼は3行目に下げて、1行目は空いている時間にしています。
2. 出勤の1〜2時間前
本日18:45〜すぐご案内できます🈳
120分なら19:45スタートまで、90分なら20:15スタートまで入れます。
お仕事終わりにいかがですか。ご予約はプロフィールのリンクから。
3. 前のお客様の退室直後(1件埋まったあと)
次の最短は20:30〜です🈳
60分のご案内になります。今からのご連絡でも大丈夫です。
ご予約はプロフィールのリンクからどうぞ。
4. 案内を切り替えるとき
本日のご案内は、このあとラストのお客様までで終了です。
次の出勤は20日(火)です。スタート枠もまだ空いています。
ご予約はプロフィールのリンクからどうぞ。
その日の真ん中が埋まらなかったときは、次の出勤日に話を移します。「次も空いている」ことが伝われば、今日行けなかった方の行き先になります。
やりがちな失敗5つ
1. 1行目に「ご予約ありがとうございます」を置く
埋まった話が先に来ると、満員に見えます。お礼は空いている時間のあとに置きます。
2. 「◯時〜◯時の間ならいつでも」と幅で書く
好きな時刻で予約が入ると、前後に端切れの時間が残ります。区切りのよい開始時刻を2〜3個示します。
3. 長いコースの開始締切を書かない
ラスト枠が決まっている日は、真ん中に終わりの時刻があります。120分の方が入れる最後の時刻まで書いておきます。
4. 真ん中の枠も、端の枠と同じく前日に1回告知して終わる
真ん中は当日に決まる枠です。当日、空き状況が変わるたびに出し直します。
5. 埋まらない真ん中を、毎回その場で値引きする
端の枠を定価で予約してくれた方が損をした形になります。値引きするなら、前もって決めた形で出します。
うまくいっているかを見る2つの数字
- 真ん中の枠が、何時間前に埋まったか。 前日に埋まるのか、当日の出勤後に埋まるのかで、案内を出すべき時刻が分かります
- 真ん中の時間に、何件入ったか(1件か2件か)。 開始時刻を示す書き方で端切れが減っているかが分かります
この2つは、予約が入った日時を残していないと数えられません。数回分たまると、「金曜の真ん中は当日の19時以降にしか入らない」といった傾向が見えてきます。その傾向がはっきりすれば、そもそも出勤を何時から始めるかを考え直す材料にもなります。予約の記録から出勤する曜日を選ぶ考え方は、出勤日の決め方|予約データから「自分が稼げる曜日」を見つける方法をご覧ください。時間帯にも同じ考え方が使えます。お店の出勤時間のルールがある場合は、そちらが優先です。
中抜けの日ほど、予約の並びが見えていると楽になる
ここまでの手順は、どれも「今どこが埋まっていて、どこが空いているか」が分かっていることが前提です。
- 端の枠が埋まった時点で、真ん中に何分残っているか
- 準備の時間を引くと、何時スタートまでどのコースが入るか
- 1件入ったあと、次の最短はいつになるか
LINEやDM、お店経由の予約がばらばらに届いていると、これを毎回頭の中で計算することになります。計算を間違えると、端切れを作るだけでなく、前後の予約と重なってしまうこともあります。予約の持ち方を比べたい方は、姫予約の管理方法まとめで、メモ帳・LINE・カレンダー・アプリを並べて比べています。お客様との連絡手段そのものについては、姫予約のLINE交換、安全にやる方法もあわせてどうぞ。
P-Book で中抜けの日をどう持つか
P-Book は姫予約の管理をタイムラインで視覚的に行える予約管理アプリです。端から売れる日の運用では、次の3つが使えます。
- シフトと予約が同じタイムラインに並ぶ。 スタート枠とラスト枠が埋まった時点で、真ん中にどれだけ時間が残っているかが形で見えます。「18:45〜/20:30〜」のような開始時刻を、空いている時間に合わせて決められます
- 出勤予定をURLで共有できる。 プロフィールに置いておけば、告知を見た方が次の出勤日を自分で確認できます。真ん中が埋まらなかった日の「次の出勤は◯日です」の行き先になります
- お客様ごとにメモを残せる。 「スタート枠が好き」「仕事終わりでラスト希望が多い」と残しておけば、次に端の枠が空いたときに、先に声をかける方が分かります
端の枠が先に売れるのは、その時間を必要としている方がいるからです。真ん中の時間を、別の売り方で埋めればいいと分かっていれば、端が埋まった日を前向きに使えます。
無料で1ヶ月試せます。カード登録不要です。
P-Book に無料で登録する(1ヶ月無料・カード登録不要)
よくある質問(FAQ)
Q. ラスト枠を予約してくれた方へのお礼は、告知に書かないほうがいいですか。
A. 書いてもかまいません。1行目ではなく、空いている時間のあとに置いてください。予約してくれた方には、告知とは別に直接お礼を伝えるほうが確実に届きます。
Q. 真ん中の枠を、ラスト枠を予約した方に「早めませんか」と打診してもいいですか。
A. 相手の都合が合えば、真ん中がまとまって空く場合もあります。ただ、ラスト枠を取る方は「その時間より前に動けない」ことが多いので、打診は一度だけにして、断られたらそのままにします。何度も聞くと、ラスト枠を取りにくい印象を残します。
Q. 開始時刻を2つに絞ると、その時刻に合わない方を逃しませんか。
A. 逃す場合もあります。そのため、「ご都合が合わない場合はご相談ください」と1行添えておくと、相談の入口が残ります。相談で入った予約が端切れを作りそうなら、前後どちらかの時刻に寄せてもらえないかを聞きます。
Q. スタート枠だけ埋まって、ラスト枠が残っている日も同じ考え方ですか。
A. 同じです。埋まった枠を先に書かず、空いている時間を1行目にします。ただ、ラスト枠は「この時間より前に動けない方」が取る枠なので、真ん中とは違い、前日までの予約で埋まることもあります。ラスト枠の告知の型は、「ラスト枠」「最終受付」アナウンスの即時テンプレをご覧ください。
Q. 毎回、真ん中だけが残ります。出勤時間を変えるべきですか。
A. 何回分か、真ん中の枠が何時に埋まったか(埋まらなかったか)を記録してから判断するのがおすすめです。当日の遅い時間にしか埋まらないなら、出勤の始まりを遅らせる、あるいは真ん中の時間を短くする、という選び方もあります。お店に出勤時間の決まりがある場合は、先にお店と相談してください。
まとめ
- 端の枠(スタート枠・ラスト枠)は、時間の制約がはっきりした方が早めに予約する。真ん中の枠は、時間の融通がきく方が当日に決める
- 端が埋まった日の告知は、1行目を「空いている時間」にする。お礼や「ほぼ満枠」を先に書くと、満員に見える
- 真ん中の枠は、予約を募る告知ではなく、当日、今から動ける方への案内に切り替え、空き状況が変わるたびに出し直す
- 空いている時間は幅で書かず、区切りのよい開始時刻で示す。好きな時刻で入ると、前後に端切れが残る
- ラスト枠が決まっている日は、真ん中に終わりの時刻がある。長いコースの開始締切まで書く
- 埋まらなかったときに案内を切り替える時刻と、値引きするかどうかを先に決めておく
- 見る数字は、真ん中が何時間前に埋まったかと、真ん中に何件入ったか
端から売れる日は、真ん中が売れない日ではありません。真ん中は、端とは違う時間に、違う書き方で売れる枠です。告知の順番と書き方を変えるだけで、同じ出勤時間のまま入る予約の数が変わります。
姫予約の仕組みそのものについては、姫予約とは?意味・メリット・バック率・管理方法もあわせてご覧ください。
P-Book は姫予約の管理をタイムラインで視覚的に行える予約管理アプリです。1ヶ月無料・カード不要で試せます。