足あとが付くのは夜の22時台が多い。だから22時に合わせて出勤を入れてみた。それなのに、22時の枠だけがいつも空いたまま残る——そんな経験はないでしょうか。
「写メ日記は20〜22時に上げるとよい」という話は、あちこちで語られています。間違いではありません。けれどそれは投稿する時刻の話で、出勤する時刻の話ではありません。 この2つを同じ時刻にそろえてしまうと、見られているのに埋まらない枠ができあがります。
この記事では、足あとが付く時間帯を投稿時刻と出勤枠の2つに分けて使う方法をまとめます。
📌 足あとや「みたよ」を誰が付けたかの記録に変える方法は、写メ日記の「みたよ」と足あとを予約に変える運用にまとめています。この記事はいつ付いたかの側だけを扱います。
結論|足あとの時刻は「暇な時刻」であって「予約できる時刻」ではない
- 足あとが付く時刻は、お客様が画面を見られる時刻です。 来店できる時刻とは別のものです
- お客様の行動には時刻が3つあります。見る時刻/申し込む時刻/来る時刻。足あとが教えてくれるのは1つ目だけです
- 投稿時刻は「見る時刻」の少し手前に置く。 出勤枠は「来る時刻」に合わせる。この2つを別々に決めます
- 「来る時刻」は足あとからは分かりません。実際に埋まった枠の記録からしか出てきません
足あとが付く時刻は、何を表しているのか
足あとは、お客様がプロフィールや日記を開いたときに残る痕跡です。本人は残したつもりがないことも多い、いちばん弱い反応です。
ここで見落としやすいのは、足あとが付く瞬間、お客様はどこにいるのかという点です。
- 昼の12時台に付く足あと → 職場の昼休み。今すぐ来店はできない
- 夕方18時台に付く足あと → 帰りの電車の中。寄れるかもしれない
- 夜22時台に付く足あと → 自宅の布団の中。今夜はもう出かけない
22時に足あとが集中しているのは、22時に会いたい人が多いからではありません。22時がいちばんスマホを眺めていられる時刻だからです。その人が実際に来られるのは、次の休みの昼間かもしれないし、明後日の仕事帰りかもしれません。
つまり足あとの時刻は、需要がある時刻ではなく、情報が届く時刻を示しています。使い道は「いつ出勤するか」ではなく「いつ出すか」です。
⚠️ 足あとの見え方は媒体ごとに違い、変更もされます。 時刻まで表示されるのか、件数だけなのか、名前が出るのかは、必ずご自身の管理画面で確認してください。時刻が表示されない場合の数え方は Step 1 で扱います。
お客様の時刻は3つある
予約が1本成立するまでに、お客様の側では時刻が3回登場します。
| 何が起きるか | どこに残るか | 何を決めるのに使うか | |
|---|---|---|---|
| ① 見る時刻 | プロフィール・日記を開く | 足あと・「みたよ」・閲覧数 | 投稿時刻 |
| ② 申し込む時刻 | お店に電話する・メッセージを送る | 着信・受信の時刻 | 返信できる状態にしておく時刻 |
| ③ 来る時刻 | 実際に来店する | 予約の開始時刻 | 出勤枠 |
この3つは、同じ1人のお客様でもバラバラです。
たとえば、火曜の22時に日記を読み(①)、水曜の昼休み12時半にメッセージを送り(②)、木曜の19時に来店する(③)。めずらしい流れではありません。①と③の間に2日あり、時刻も3時間ずれています。
足あとだけを見て出勤を決めると、①の時刻に③の枠を置くことになります。冒頭の「22時の枠だけ空く」は、これが起きている状態です。
なぜ、3つの時刻が混ざってしまうのか
1. 足あとだけが「数」として目に入る
①は媒体の画面に件数で出ます。増えれば嬉しいし、減れば気になります。一方、②と③はどこにも集計されません。メッセージの受信時刻は1件ずつ開かないと分からず、予約の開始時刻は日付ごとにばらけています。
数えやすいものだけが判断材料になるので、①の時刻がそのまま「需要のある時刻」として扱われてしまいます。
2. 「ゴールデンタイム」という言葉が、投稿と出勤を区別していない
「20〜22時がゴールデンタイム」という言い方は、投稿時刻の助言として広く使われています。ただ、この言葉は何のゴールデンタイムなのかを言っていません。
閲覧のゴールデンタイムと、来店のゴールデンタイムは別です。業態によっては、来店がいちばん多いのは平日の昼間や仕事帰りの18〜20時で、22時以降はむしろ落ち着く、ということもあります。
3. 埋まらなかった枠は記録に残らない
22時の枠が空いたまま終わっても、その事実はどこにも残りません。予約が入った枠は記録されますが、入らなかった枠は「何もなかった」として消えます。
だから「22時は足あとが多い」という記憶だけが強化され、「22時の枠は4回中3回空いていた」は思い出せません。翌月もまた22時に枠を置くことになります。
4. 自分が出ていない時刻の需要は、原理的に見えない
もうひとつ厄介なのは、出勤していない時刻には予約が入らないという当たり前の事実です。
いつも18時から出ている人は、15時に来たかったお客様がいても気づけません。その人は「合う時間がないな」と思って、何も言わずに閉じているからです。足あとだけが15時前後にうっすら残ります。
このケースだけは、足あとが出勤枠のヒントになります。扱い方は Step 4 で説明します。
Step 1: 2週間、3つの時刻を別々に書き出す
まず、手元の材料を3列に分けます。期間は2週間で足ります。
① 見る時刻(足あと)
足あとの一覧に時刻が出る媒体なら、時間帯ごとに件数を数えます。出ない媒体なら、自分が確認した時点で増えていた件数を1日3回(昼・夕方・寝る前)メモするだけで構いません。精度は粗くて大丈夫です。知りたいのは「何時に多いか」の山の位置だけです。
② 申し込む時刻
予約の問い合わせが届いた時刻です。メッセージなら受信時刻、お店経由なら「さっき電話がありました」と言われた時刻。予約が成立したものだけを数えます。
③ 来る時刻
実際に入った予約の開始時刻です。
2週間ぶんを時間帯別に並べると、たとえばこんな形になります(数字は一例です)。
| 時間帯 | ① 足あと | ② 申し込み | ③ 来店 |
|---|---|---|---|
| 10〜12時 | 6 | 1 | 0 |
| 12〜14時 | 21 | 6 | 2 |
| 14〜17時 | 9 | 2 | 5 |
| 17〜20時 | 18 | 5 | 9 |
| 20〜23時 | 34 | 3 | 4 |
| 23時以降 | 15 | 1 | 0 |
この例では、足あとの山は20〜23時、申し込みの山は12〜14時、来店の山は17〜20時です。3つとも別の場所にあります。
この表を一度作ると、「20〜23時に出勤枠を厚くする」という判断が的外れだったことがすぐ分かります。足あと34件に対して来店は4本です。
Step 2: 投稿時刻は「見る時刻の山の手前」に置く
①の山が分かったら、投稿時刻を決めます。
山のど真ん中ではなく、30分〜1時間ほど手前に置くのが基本です。日記の一覧は新しい順に並ぶことが多いので、山が来る少し前に出しておくと、見に来た人の目に入りやすい位置にいられます。
上の例なら、山は2つあります。
- 12〜14時の山 → 11時半ごろに1本
- 20〜23時の山 → 19時半ごろに1本
毎回その時刻に手で投稿するのは現実的ではないので、予約投稿が使える媒体なら仕込んでおきます。段取りは写メ日記の予約投稿で告知を仕込む運用にまとめています。
山ごとに、書く中身を変える
ここが、投稿時刻の一般論と分かれるところです。同じ日記を昼と夜に出しても、読んでいる人の状況が違います。
| 見る時刻 | 読み手の状況 | 書くべき内容 |
|---|---|---|
| 昼休み(12〜14時) | 今日の帰りの予定をまだ決められる | 今日の残枠。「本日18時台と20時台が空いています」 |
| 帰り道(17〜19時) | いま動ける | 最短の案内。当日手打ちで |
| 夜(20〜23時) | 今夜はもう動かない | 明日以降の出勤。「木曜13時〜、金曜18時〜」 |
夜の山に「今から空いてます」と書いても、読んだ人は布団の中です。夜の投稿に書くべきなのは、今日ではなく次の出勤です。明日以降の日付が目に入っていれば、翌日の昼休みに申し込みが来ます。
これが、①の山と②の山がずれる理由でもあります。夜に見て、翌日の昼に申し込む。 夜の投稿は、翌日の昼の申し込みのための仕込みです。
次回出勤の先出しについては次回出勤を先に告知して事前予約を入れる方法、当日の残枠の書き方はご案内状況ポストのテンプレが参考になります。
Step 3: 出勤枠は「来る時刻の山」に合わせる
出勤枠を決める材料は、③の列だけです。
上の例では、来店は17〜20時に9本、14〜17時に5本。この2つの時間帯で全体の7割を占めています。20〜23時は4本、23時以降は0本です。
ここから読めることは3つあります。
- 17〜20時は必ず出ておく。 ここを外すと、いちばん厚い需要を落とします
- 23時以降の枠は、待機になっている可能性が高い。 足あとは15件付いていますが、来店は0本です
- 20〜23時は足あとの割に薄い。 枠を置くなら、長めのコースを1本受ける前提にする
2つ目は、気持ちのうえで受け入れにくい判断です。足あとが付いているのを見ると、「この時間も誰か来るかもしれない」と思えるからです。けれど足あとが付いているのは、お客様がその時刻に暇だからであって、こちらの枠が空いているのを見て来るからではありません。
枠を削った時間は、休んでもいいし、翌日の昼の申し込みに返信する時間に回しても構いません。曜日単位での配置の決め方は出勤日の決め方|予約データから「自分が稼げる曜日」を見つける方法、待機になった時間の使い方は待機時間を生かす方法にまとめています。
「申し込む時刻」に、返信できる状態を作る
見落とされやすいのが②の使い道です。
上の例では、申し込みの山は12〜14時です。この時間帯に接客が入っていたり、寝ていたりすると、返信が夕方になります。昼休みに送ったお客様は、返事が来ないまま午後の仕事に戻り、帰り道には別の予定を入れています。
出勤していない時間でも、申し込みの山の時間帯だけは通知を見られる状態にしておく。それだけで、成立する本数が変わります。返信できない時間があらかじめ分かっているなら、移動中・接客中で返信できない時間の伝え方のように先に知らせておく手もあります。通知そのものを見逃さない工夫は予約のDMが埋もれて見逃すのを防ぐ方法にまとめました。
Step 4: 出ていない時間帯の足あとは、1回だけ試す
「なぜ混ざるのか」の4つ目で触れたとおり、出勤していない時刻の需要は③に現れません。ここだけは、①が手がかりになります。
見るのは、足あとが付いているのに、自分が一度も枠を出していない時間帯です。上の例なら、普段17時から出ている人にとっての**12〜14時(足あと21件・来店2本)**がそれにあたります。
ただし、足あとが多いからといって、いきなり出勤時間を恒常的に移すのは危険です。昼休みに見ているだけで、来店は夜、という人も含まれているからです。
そこで、1回だけ試します。
- 2週間先の1日だけ、その時間帯に枠を出す
- 告知は、その時間帯の足あとの山の手前に出す
- 埋まったかどうかを記録する
| 結果 | 読み方 | 次の一手 |
|---|---|---|
| 事前予約で埋まった | その時刻に来たい人が実際にいた | 月2回に増やして、もう一度見る |
| 当日になって埋まった | 需要はあるが、気づかれるのが遅い | 告知をもっと早く出す |
| 空いたまま終わった | 見ているだけの時刻だった | 枠は戻す。投稿時刻としてだけ使う |
1回の結果で決めず、2〜3回繰り返してから判断してください。珍しい時間帯の枠の告知は「超レアな朝出勤」を満枠にする告知術、出勤時間帯を本格的に移す場合の順番は昼帯から夜帯に出勤時間を移すときの告知が参考になります。
やってはいけない読み方
- 足あとの件数が多い時刻に、そのまま出勤を置く。 見ている時刻と来られる時刻は別です
- 1日ぶんの足あとで判断する。 曜日や天気で大きくぶれます。最低2週間は並べてください
- 足あとが減った時刻の出勤を、すぐ削る。 足あとが減っても、③の来店が減っていなければ問題ありません。順番は必ず③が先です
- 夜の投稿に「今から空いてます」を書く。 読んだ人は動けません。翌日以降の日付を書きます
- 投稿時刻を毎日変える。 山の位置が分からなくなります。2週間は同じ時刻に固定して比べてください
測る数字|足あとの件数ではなく、枠の埋まり方
足あとの件数は、投稿がうまくいっているかの目安にはなりますが、成果の数字ではありません。月に1回、次の3つを見てください。
| 数える数字 | 何が分かるか |
|---|---|
| 時間帯別の「出した枠」と「埋まった枠」 | どの時刻の枠が余っているか |
| 申し込みから返信までにかかった時間(山の時間帯だけ) | ②の山を取りこぼしていないか |
| 夜の投稿の翌日昼に来た申し込みの本数 | 夜の仕込みが効いているか |
1行目がいちばん重要です。たとえば「22時台の枠を月8回出して、埋まったのは2回」と分かれば、その枠の扱いは自然に決まります。出した枠の数が残っていないと、この割り算ができません。
「どの時刻の枠が埋まったか」は、出勤枠と予約が同じ場所にないと見えない
Step 1 の③は、予約の記録さえあれば数えられます。でも本当に知りたいのは、埋まった枠と、埋まらなかった枠の両方です。
予約をLINEやメモで管理していると、残るのは「入った予約」だけです。22時の枠が空いたまま終わった日は、記録上は何も起きていません。出勤の予定は別の場所(お店に出したシフト、カレンダー、頭の中)にあるので、「出していたのに入らなかった」が突き合わせられないのです。
P-Book は、姫予約をシフトのタイムライン上で管理するアプリです。出勤枠の上に予約のブロックを置いていくので、埋まった時刻と空いたままの時刻が同じ画面に形で残ります。 過去の週をさかのぼれば、「22時台はいつも白いまま」「木曜の18時台は毎回埋まっている」が、数えなくても目に入ります。
重複を防ぐためのタイムラインですが、結果として③の列と、その裏側の「空いた枠」が自動で残るのが副産物です。管理方法ごとの違いは姫予約の管理方法まとめで比較しています。お客様とのやりとりを個人のアカウントに置かずに運用する方法は姫予約のLINE交換、安全にやる方法にまとめました。
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よくある質問(FAQ)
Q. 写メ日記は結局、何時に上げるのがよいですか?
A. 自分の足あとの山の、30分〜1時間ほど手前です。 一般には昼休み(12〜13時)、仕事帰り(17〜19時)、夜(20〜22時)がよく挙げられますが、客層や業態で山の位置は変わります。2週間、足あとを時間帯別に数えると、自分の山が分かります。
Q. 足あとに時刻が表示されない媒体では、どうすればよいですか?
A. 1日3回(昼・夕方・寝る前)、その時点の件数をメモしてください。 前回からの増えた分が、その間に付いた足あとです。3区間に分かれるだけでも、昼と夜のどちらに山があるかは分かります。
Q. 足あとが多い時間帯に出勤しているのに、予約が入りません。
A. その時間帯は「見る時刻」であって「来る時刻」ではない可能性があります。 実際に入った予約の開始時刻を2週間ぶん並べて、山がどこにあるかを確認してください。足あとの山と来店の山がずれているなら、出勤は来店の山に、投稿は足あとの山に合わせます。
Q. 深夜に足あとが付きます。深夜の枠を増やすべきですか?
A. 足あとだけでは判断できません。 深夜の足あとは、寝る前に眺めているだけのことが多いからです。Step 4 のように、1日だけ深夜の枠を出して、事前予約が入るかを確かめてください。深夜営業の告知の型は深夜・翌朝営業の変則枠を予約で埋める告知術にまとめています。
Q. 夜に投稿しても、その日の予約に繋がりません。
A. 夜の投稿は、当日ではなく翌日以降の予約のためのものです。 夜に読んだ人は、翌日の昼休みや仕事帰りに申し込むことが多いので、夜の投稿には次の出勤の日付と時刻を書いてください。当日の枠を埋めたいなら、昼の山に今日の残枠を出すほうが届きます。
Q. 出勤時間をお店に決められていて、自分では動かせません。
A. 投稿時刻と、返信できる時間帯は自分で決められます。 出勤枠が固定でも、足あとの山の手前に投稿し、申し込みの山の時間帯に通知を見られる状態にするだけで、同じ枠の埋まり方が変わります。枠ごとの埋まり方の記録があれば、お店に時間帯の相談をするときの材料にもなります。
Q. 足あとを付けてくれた人に、個別に連絡してもよいですか?
A. 足あとだけの相手への個別連絡は避けてください。 本人は残したつもりがない反応だからです。足あとを誰の反応として扱うかは写メ日記の「みたよ」と足あとを予約に変える運用、登録までしてくれた人への動き方はマイガール登録されたのに来ない人を予約に繋げるにまとめています。
まとめ|足あとは「いつ出すか」に使い、「いつ出るか」には使わない
- 足あとが付く時刻は、お客様が画面を見られる時刻。来店できる時刻ではない
- お客様の時刻は3つ。見る時刻/申し込む時刻/来る時刻
- 足あとが教えてくれるのは見る時刻だけ。出勤枠を決める材料にはならない
- 2週間、3つの時刻を時間帯別に別々の列で書き出す
- 投稿時刻は足あとの山の30分〜1時間手前に置く
- 山ごとに中身を変える。昼は今日の残枠、夜は明日以降の出勤
- 出勤枠は、実際に埋まった枠の時刻に合わせる
- 申し込みの山の時間帯は、返信できる状態にしておく
- 出ていない時間帯の足あとは、1日だけ枠を出して試す。いきなり移さない
- 測るのは足あとの件数ではなく、時間帯別の「出した枠」と「埋まった枠」
足あとが多い時刻に枠を置きたくなるのは、自然なことです。数字として見えるのがそこだけだからです。
けれど、見ている人はその時刻には来ません。見ている時刻に届け、来られる時刻に待つ。 この2つを分けるだけで、同じ出勤時間でも空く枠が減ります。
姫予約の仕組みそのものについては姫予約とは?意味・メリット・バック率・管理方法、写メ日記からの予約の繋げ方は姫予約に繋がる写メ日記の書き方にまとめています。
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